続々・握手会事件

怪我をされた皆さんが退院されて、良かったです。

それにしても、報道やネットを見ていると、まあやっぱりジャニーズやフィギュアと一緒で、変な伝え方や偏見による意見が多いこと多いこと。
真偽の分からない噂を信じて別のメンバーを責めてるものもあって、もう訳が分からない。


そんな中で、とても良心的な対応をされているファンの方を見つけました。
岩手のご当地ヒーロー・マブリットキバさんです。
マブリットキバさんのGoogle+の投稿を見させていただき、報道する側の姿勢の酷さ(で、これがまたやっぱりジャニーズとかフィギュアとか自分が他に好きなジャンルと同じような感じで「ああ、報道する側って変わらないのね…」という感じ)と、それに対してAKB48が震災後2ヶ月の時に被災地訪問をし、マブリットキバさんの活動拠点でもある岩手県山田町の皆さんがこぞって素晴らしい対応をされていたということが伝えられていました。


で、このマブリットキバさん。
ご本人もAKBファンで、山田町の子ども達とジオラマを作る活動をする傍ら、今は総選挙期間中ということで、AKBメンバーの紹介カードのようなものを作ってジオラマと共に展示するなど、子ども達と一緒になってかなり熱心に応援されています。
ちなみに、事件のあった握手会にも子ども達やその保護者の方たちと参加されていたそうです。
何故こんなにも、しかも子ども達も含めてAKBを応援しているのか……?
それについて、こちらのサイトに詳しく載っていました。
http://maburittokiba.web.fc2.com/
AKBが被災地訪問をしていることは知っていました。
ただ、それについて現地の方がどう受け取っていたのかは、私はこれまで知ることはありませんでした。
私の思っていた以上に、彼女達の活動は受け入れられ、喜ばれていた……希望を与えていたのだということに気づかされました。


思えば、握手会が行われていた岩手県滝沢村は、ジャニーズが震災後最初に電源車を送った土地。
被災地です。
マブリットキバさん達のような思いで訪れていたファンももっといたかもしれない。
そんな中でこんな凶行が行われたことは、本当に悔しかったでしょう。


犯人は「誰でも良かった」と言ってるみたいですが、どうして長時間の移動をしてわざわざCDを買わないと参加できないこのイベントを選んだのか、理解に苦しみます。


今回の事件を受けてAKB商法について悪く言う人がより増えたように思います。
私もAKBのやり方について、疑問に思うことが多々あります。
ただ、人は悪い一面ばかりではない。
悪さがあれば良さもある。
良いところは、例え悪いところが取り上げられるようになっても、そのまま認めてほしいです。



それと、これを「AKBだけの問題」にしてはいけないと思う。
たまたまターゲットがAKBになっただけで、もしかすると他の人だったかもしれないし、他のイベントだったかもしれない。
AKB商法を取り上げて「AKB特有の問題」で片付けてしまうと、また別の場所で同じようなことが起きてしまうかもしれません。
実は、一番懸念しているのはこの事だったりします。
もっと、「社会の問題」として考えた方が良いのではないかと私は思うのです。