ウロボロス第六話感想

今回は、「六話は何故こんなに泣きそうになりながら見てしまうのか」について書こうと思います。
以下大いにネタバレ。



前回までは(T_T)が多かったけど、今回は( TДT)が多かったです。(意味不明)


今回はとにかく前回以上に切ない。
何故切ないのか考えてみた。


・東海林さんがゼロの手中になって殺されてしまった蝶野さんの無念

蝶野さん、絶対に悔しかったと思うの(T_T)
蝶野さんって鋭いし2匹の龍のことを疑ってるから、ともすれば悪役っぽい立ち位置になりそうだけど、蝶野さんってとことん自分の足で捜査する根は真面目な警察官だと思うのよね。
だから、怪しい動きをしているゼロに東海林が引っかかってしまったことも、殺されてしまったことも、凄く悔しかったと思うのよ。
松江組まで行ったのに引きかえそうとしたくらいだし。
そこに三島さんが来て味方になってくれて本当に良かった(T_T)
三島さんの手つきが不必要に怪しかったけど(笑)
更に都美子さんも味方についてくれてるみたいで、チーム・ナイスミドルがここに結成されました!
小夏先輩と一緒にひゃっはー!←
蝶野さんの無念を晴らせると良いのだけど……



・隼人の父親に対する思い

ヤクザとしてはダメダメだけど、父親に一度だけ遊園地に連れてきてもらった思い出が忘れられないって、この人ピュアすぎじゃん(T_T)
しかも、アルバムにはその日のチケットまで入ってたよ!
これ相当大事な思い出ってことですよ!
殺されたお父さんのために本当は扱いに慣れてないナイフを持ち出して立ち向かおうとするところも、何か切なくて(>_<)
隼人は無事でいてほしいなー!
そして、中野裕太さん、見た目も勿論かっこいいけど、声が本当にかっこよくて好き!


・タッちゃんの結子先生に対する思い

「タッちゃんは結子先生を[先生]や[家族]だけでなく[好きな女性]として恋心を抱いて見ていたのでは?」という見解をあちこちで見かけていたし、私もそれを何となく感じてはいたんだけど、今回ではっきりとそれが明らかになりました!
ということは、タッちゃんにとっての結子先生は、思いを抱いてから今までずーっと「恋心を寄せる相手」だったわけですね。
小さい頃に「結子」と呼び捨てしてたのも、そんな恋心からちょっと背伸びして結子先生に近づきたかったからなのかな。
自分を「男」として見てもらうには、あまりにも年齢が離れていたからね。
そして、子どもだったし、結子先生の秘密も知らなかったタッちゃんは、結子先生の命を守ってあげることができなかった。
ずっとずっとそれを悔いて、だからこそ人生を棒に振ってでも「復讐」のことしか考えて生きてこなかった。
苦しいよね、好きな人がこの世にいないだけでも辛いのに、自分には分からない理由で殺されて、しかもそれをなかったことにされて( TДT)
那覇が結子先生を殺した時のことを振り返って「つまらなかった」と言われた時のタッちゃんの怒りには、この思いが全て詰まっていた気がしました。
それにしても、子役のタッちゃんも大人のタッちゃんも、その辺の表現が上手すぎるんだよね(T_T)
20年以上、この世にいなくなってしまってからもずーっと同じ人を想い続けてきたタッちゃんのピュアさがよく出てるし、その分、哀しすぎます。



・イクオと美月
公式サイトの感想にも書かせてもらったのですが、屋上で2人で昼食を食べるシーンは、キスもハグも体に触れるスキンシップも「好きだよ」みたいな台詞も一切ないのに、明らかに「ラブシーン」でした。
そういうもの一切なしで2人がお互いのことを好きだと見せることができる、脚本、演出、編集、演技の総合力がここに結集された物凄いシーンでした。
悩めるイクオを一瞬で笑顔に変えた美月のオムライス。
イクオには父親との確執や警察官になった理由を素直に話す美月。
イクオは警視庁に来てから再び美月とコンビを組むことになった時も安心したような笑顔だったけど、美月の作ってくれたオムライスを食べながら、美月の人としての温かさを凄く感じたんだろうなぁ。
特に警視庁に来てからは、金時計をつけた人間はいるわ、派閥争いあるわで、心安まらなかったと思うし。
それに、美月はとても素直な人だから、裏表が少ないところもイクオにとっては安心できるところだったのかも。
美月も、まずは警察官としてイクオを信頼しているし、更にイクオが査問にかけられるような方法であっても自分を守ってくれて大切にしてくれてるのが分かるから、心の底にあるわだかまりを話す気になったんじゃないかな。
「恋人」じゃ軽いな。
何か、「恋人」を通り越して、「夫婦」とか「家族」とか、そんな空気が2人には流れているなと思いました。

それだけラブラブだからこそ、最後のシーンがもうウルウル( TДT)
美月が「行かないでください」って言ってるじゃん!( TДT)行くなよーー!!!( TДT)
「僕が嘘ついてるって分かったでしょ?」
「もうすぐ消えるよ」
美月ちゃんの代わりに叫んでやる!
いーーーーやーーーーーだーーーーー!!!!!!( TДT)
確かに美月ちゃんは「反社会的組織と関わっているなら目の前から消えてほしい」と言ってたけどね!
その時よりも美月ちゃんにとってイクオの存在は更に大きくなっているわけですよ!
イクオ、こっち来て正座しろ!(壊)
美月ちゃんは査問中に倒れてうなされてたイクオが起きるまでずっと傍にいてあげたんだぞ!
イクオがオムライス喜んでくれたからってまたオムライス弁当作ってきてたんだぞ!(しかもその日多分バレンタインだからきっと美月ちゃんはチョコも用意してたぞ!)
それなのに………消えてほしいなんて思ってるわけないじゃん!!!!!( TДT)
美月ちゃん、息荒くして泣いてたぞ!泣かせるなー!( TДT)


いや、でもね、冒頭にもあったけど、イクオを「まほろば」に連れてきた金時計の男のことは忘れているのに、結子先生やタッちゃんと初めて会った時のことははっきり覚えてるんだよね、イクオは。
結子先生の秘密を知ってしまったり、美月ちゃんへの思いも強くなってきてしまったりして復讐への気持ちが揺らいできてたけど、それでも結子先生とタッちゃんがイクオにとって大切な人であることには変わりないんだよね。
それに、復讐の道を選んでしまった自分に、素直で実直で、何よりも大好きな美月ちゃんを巻き込みたくもなかったと思うの。
だからこそ、美月ちゃんの前から消えて、タッちゃんを助けることを選んだんじゃないかな。


でも、あんなに瀕死状態で行かなくても( TДT)
てか大丈夫なのかイクオは!!!!
私、銃で撃たれた経験がないので実際どうなのかは分からないですが、イクオが撃たれた後の様子が凄く痛々しくてこっちも息苦しかったです。
本当に息が詰まった状態で見入ってしまいました。







さて、来週は那智くん遂に登場!
しかも綾野剛くん!
凄い援護射撃きたーーーーーー!!!!!!

ウロボロスの「ウラバラス」第六話

本当にね、連ドラリアルタイムでの副音声って本当に難しいなぁと思ったよ、今回。
斗真さんも言ってたけど、この回は副音声聞かなくていいよね(爆)
いや、勿論、副音声があったからシリアスな展開でも癒されたしくだらなくて笑えたんだけど、やっぱり物語が大きく動く分、集中してもらった方が良いのではないかと思うの。
とはいえ、先週今週と裏番組ではジブリぶつけてこられたし、どんなにストーリーが良くてもジブリに対抗する策は必要だということも踏まえての今回の企画だったと思うんだよね。
まあ、話題になった分ドラマへの注目は集まりやすくなったと思うから、そこは前向きに捉えていいね!


とりあえず、印象に残ったところを箇条書き。
・タッちゃんがリンゴを丸かじりするシーンは、すりりんごしか食べられない花沢類へのオマージュ。
・タッちゃんのメガネは普段と勝負時で変わる。
・イクオが今履いてるスニーカーは、誕生日に第二署の皆からプレゼントしてもらったものという設定。
・斗真のケチャップのかけ方について「波波だろう!」とツッコまれる。でも斗真にとってはブジュッと出すのが普通。
・東海林さんがサンチェさんに似てる。
ヒムロック
・タッちゃんの刑事コスプレが「踊る大捜査線」の室井管理官の真似だという話から、「踊る大捜査線」の室井管理官のBGMを歌い出す。
・イクオと美月ちゃんの良いシーンで「ナマセファーン」(笑)
・旬「副音声聞いてる人、話が入ってこないだろうから、今から6話の内容言っちゃおうよ」
・斗真、↑に対して「絶対やだ」(きっぱり)
・いきなり「4歳で両親が離婚して親戚に預けられて」という話をぶっこんできたムロさん
・スタッフさんを真面目に労う。
・自分のシーンでは「静かにして」と言う小栗さん(笑)
・でも、イクオと美月の最後のシーンでも静かにしてくれた。



結論。この回、副音声する側もやりにくいよね(爆)
でも、旬くんが自由にどうでもいいようなことでも話し始めてくれて、ムロさんがそれに上手にのってくれて、斗真さんはそんなやり取りを見ながら所々のっかりつつ、主演としての真面目さを保って……という感じだったかな?
あ、ムロさんの「ドラマのストーリーに集中させないようにしているのは小栗旬」という言葉に大いに頷かせていただきました(笑)
だけど、重要なところでは「チャカせないよ」と言ったり黙ったりしてくれる旬くんは本当に良い人だなぁ。



あれ?結局何だかんだ言いつつも、副音声楽しんでたな、私(笑)

嵐「Sakura」

Mステ見たんだけど、とにかく、良かった!!!
私、嵐がMステで新曲が出た時に最初に披露するパフォーマンスが一番好きってことが多いのですが、今回もまさにそれ!
凄くハマりました!


メロディー、歌詞、嵐の歌割り、ダンス、どれも「ウロボロス」の世界観をよく捉えて考えられているなと思いました。
特にダンスに関しては、どれくらい「ウロボロス」を意識して作られているのかは分からないけれど、「ウロボロス」を連想させるようなところがありましたよ!
例えば、最初のイントロの後半と歌い出しのところで、2:3に分かれて踊ったり歌ったりしてるんだけど、実はセンターにいる松潤だけがイントロは画面右側のメンバー(ニノと大ちゃんだったかな?)と一緒に踊って、歌い出しは左側のメンバー(翔くんと相葉ちゃん?)の方に加わってるんだよね。
それが、表と裏を行き来してるイクオのイメージと重なりました!
それから、大サビ前に相葉ちゃんとニノが並んで踊ってるところは「イクオと竜哉」っぽい感じがしたし、その後に後ろから松潤が加わるところは、「美月ちゃんか結子先生」のイメージのようにも見えました。
この振り付けは、「ウロボロス」の世界観をもとに解釈するとなかなか楽しいかもしれない!
時間があればそれもここに書いてみようと思います。



ウロボロス」の主題歌が発表される前、個人的には星野源様とか良いんじゃないかなと思ってたんです。
源様の曲って、メロディーは爽やかで聴きやすいんだけど、歌詞が結構リアルなところに切り込んでて、でも文学っぽい感じがするからあまりダイレクトすぎなくて。
あと単に自分が好きだから(笑)
で、嵐が主題歌と聞いた時に、何となく予想には入ってたんだけど、一瞬だけ「んー?」と思ったんです。
だけど、一瞬で済んだのは、実は「魔王」の主題歌が嵐に決まった時も同じようなことを思って、結果的に良い意味で裏切られたから。
「truth」凄く良かったもんね!
なので、今回も良い意味で裏切ってくれるかもしれないと思ったんです。
初めて聴いた時には、良い曲だなと思いつつあんまりしっくり来なかったんだけど、回を増すごとに凄くドラマの世界観に馴染んできて、今では「Sakura」が流れてくるとシリアスなドラマの世界から現実に少し戻れてホッとするまでになりました。
「Sakura」って、シリアスな曲だけど、タイトルが「Sakura」というだけあって、儚い中にも優しさや強さを感じるんですよね。
で、嵐のユニゾンで出る優しい感じがとてもマッチしてて、本当にイクオや竜哉を包み込んでくれるような感じがします。


「嵐のメンバーにもウロボロスに出てほしい」っていう意見をよく見かけるし、そうなったらそうなったで嬉しいんだけど、主題歌で十分貢献してくれてると思うんです。
歌声だけかもしれないけど、「Sakura」には「ウロボロス」の登場人物たちと視聴者にそっと寄り添ってくれる力がある。
それに、Mステのパフォーマンスを見ていても、嵐さんたちがこの曲の世界観をとても大切にしてくれていることが分かる。
嵐の「ウロボロス」における役割って、結構重要だと思うな。



来週のMステも楽しみ!
「Sakura」の振り付け分析も、本格的にやってみよう!